スズメバチは蜂の中で一番狂暴!?駆除できるの?

蜂の駆除をするときは、その蜂がどの種類の蜂なのかを知らないとどう作業したらいいのかが全く分かりません。
特にスズメバチの場合は注意が必要です。
作業するうえで、作業服も完全防備で臨まないと刺されてしまう可能性が高いです。
服装の準備ができた場合は、作業に取り掛かりますが、その時に注意しなければいけないことがあります。
道具や作業内容について詳しく見てみましょう。

スズメバチの性格と活動時期は

スズメバチの性格と活動時期は

スズメバチがどんな性格なのか、どんな見た目なのかは駆除する上でも知っておきたいことです。
スズメバチの特徴を理解した上で、安全に害虫駆除をしましょう。

◇スズメバチの特徴と性格

スズメバチの体はオレンジ色をしたものが多く、足の部分が黒いことが一番の特徴です。
大きさは種類によっていろいろですが、小さいものは20mm前後から、大きいものは40mmと巨大です。
スズメバチは非常に他の蜂に比べるととても攻撃的です。
警戒心が高く、巣の周辺を通るだけでも敏感に反応して人を襲います。
巣がついている木や壁に間違って触ってしまい、揺らしたものなら大変なことになります。
警戒したスズメバチは周りの仲間に独自の警戒フェロモンを放出し、仲間を何十匹も集めてから刺し続けます。
スズメバチを駆除する際は、このような危険な性格を持っていることを覚えておかないといけません。

スズメバチとアシナガバチの見分け方

スズメバチとアシナガバチの見分け方

スズメバチを刺されることなく安全に駆除するには、ハチの種類をよく見分けることも大切です。
というのも、ハチの種類によって安全に駆除できるかどうかが変わってくるためです。
ここでは、得に被害の多いスズメバチとアシナガバチの見分け方を紹介します。

◇スズメバチとアシナガバチの見た目の違い

まずは、スズメバチとアシナガバチの見た目の違いを確認してみましょう。

◇スズメバチ

体型は腹部がふっくらして、くびれがはっきりとしています。
大きさは2~4cm 飛ぶときに後脚をたらさずにスマートに直線的に飛ぶのが特徴です。
巣は巣盤とボール状の外皮があるのが特徴です。

◇アシナガバチ

体型はスズメバチに比べるとほっそりしています。
大きさは1.5~2.5cm 飛ぶときにダラーンと足をさげて飛ぶのが特徴です。
巣はお椀をひっくり返したような形や横に平べったい形です。

◇駆除する際の注意点

カリバチとくに、スズメバチはご存じの通り非常に攻撃的で毒性もあるので危険です。
駆除する際には、防護服(白色厳守)を必ず着用しなければなりません。
作業は、ハチの活動が鈍くなる、夜の涼しい時間帯に行いましょう。
ただし、暗いからと言って直接ライトを当てると、ハチを刺激してしまうので絶対にやらないでください。
そして、殺虫スプレーですが実は、スズメバチ専用のスプレーがありまして、それでないと駆除出来ません。
スズメバチ専用?と思われた方もいるかも知れませんが、ハチ用殺虫スプレー全てがスズメバチにも効果がある訳ではありません。
スズメバチにはスズメバチ専用でなければ効果がないのです。
また、スプレーは1~2本では全く足りません。
駆除する巣を大きさにもよりますが、4本~6本ほど用意しなければいけません。
それはなぜかというと、ハチ用殺虫スプレー全てに言える事ですが、噴射力がある換わりに、噴射時間が数秒と非常に短いのです。
ハチ以外の殺虫スプレー(ハエなど)は、噴射時間は数分と長持ちしますがそうはいきません。
その為、スプレーは1~2本では完全に駆除する前に切れてしまい、激怒したハチに猛攻撃を受けてしまうことになります。

◇刺されてしまったら

ハチに刺され場合、患部を指や爪等で絞ってから、ハチの毒を絞り出して下さい。
この際、決して口で毒を吸い出してはいけません。
毒が歯ぐき等から体に入る可能性があります。
その後、患部を流水で洗い流し、抗ヒスタミン入り軟膏を塗ります。
そして、その後は必ず医療機関に行って診察を受けて下さい。
因みにですが、ハチに刺されたらおしっこをかけるということはしても効果はありません。
おしっこをかけるなんて言われた理由はおしっこはアルカリ性だから、毒の酸性を中和するからという事らしいのですが単なるうわさなので意味がありません。
そもそも、体内に入った毒を外部から中和させることは不可能なのです。
それが出来たら有る意味危険です。
アルコール・お酒をかけることも同様に意味がありません。
尿というのは、アルカリ性だったり酸性だったり、けっこう激しく揺れ動いています。
どの事からも意味がまったくありません。
ハチに刺されたらおしっこをかけるは汚いだけでなんの効果もありません。
アルコール・お酒は、直るどころか皮膚が弱い方は炎症を起こす可能性があります。

スズメバチを自分で駆除する方法

スズメバチを自分で駆除する方法

スズメバチを駆除するときの服装や実際の作業について詳しく見てみましょう。

◇用意する服装

スズメバチを自分で駆除するときに必要な服装として、防護服・長靴・手袋は必須です。
スズメバチ駆除の際は、必ず防護服を着用してください。
ホームセンターで販売されているのはあまり見かけませんが、インターネット通販では約50,000円?100,000円で購入できます。
ただ、駆除の準備にここまでお金をかけるのはもったいないのではないでしょうか。
ごくわずかではありますが、防護服を無料で貸し出している自治体もあります。

◇用意する道具

スズメバチを駆除するために必要な道具には次のものがあります。
殺虫スプレー・懐中電灯・カラーセロハン(赤)・枝切りバサミまたはノコギリ・棒(巣に届く長さがあるもの)・脱脂綿一握り(巣穴に詰めるため)などです。
ちなみに、高い所にある巣を駆除するときは、殺虫剤に伸縮式の棒を取り付けてから作業することをおすすめします。
こちらを殺虫スプレーに取り付ければ、離れた場所からでもしっかりと薬剤を噴射できます。
かなり費用は掛かりますが、自分で安全に駆除するにはこのようなアイテムがあるとより安心です。

◇駆除の時間は日没後?夜

巣の駆除は、ハチの活動がおさまる夜間に行ってください。
なぜかというと、スズメバチは夜活動することはほとんどありません。
日没が近づくと巣に戻り、巣の中で休憩したり、幼虫の世話をしたりしています。
ハチ駆除のプロは、昼間の時間帯にも駆除を行います。
しかし素人が自分で駆除する際は、安全のためにも夜間に行ってください。
ただ、キイロスズメバチの場合は夜に警戒を強めます。
活動はなくとも、巣の表面に昼間の数十倍スズメバチがとまっているので、作業時は注意してください。

◇スプレーをかけ続ける

準備は整ったらいざスズメバチを駆除しましょう!明りに非常に敏感なので、巣から2m程離れた場所まで近づいたら、懐中電灯の電源をオフにして、周りにも灯りがないことを確認します。
スズメバチは灯りのある方向へ寄っていくため、そうならないようにするためです。
キイロスズメバチの場合、巣の外側に大量に張り付いている働き蜂たちがものすごい音で羽音を立てます。
しかしここで怯むと一気に攻撃されるので、かまわず噴射し続けてください。
スズメバチに少しでも殺虫剤をかければ、反撃能力はなくなり、10分程で動きは止まって死亡します。
それでも反撃能力のあるハチは巣の穴から次々と出てきますので、巣穴から出てこなくなるまで噴射し続けましょう。
スズメバチが巣穴から出てこなくなったら、巣へ近寄って最後に巣穴の中にスプレーを噴射して中のスズメバチを駆除してください。

◇巣を撤去する

辺りからスズメバチの羽音がなくなり、巣の中からも完全にいなくなったことを確認してから、巣を取り除いてください。
木の枝の巣は、周りの枝や葉にスズメバチが潜んでいる可能性もあります。
また、軒下の巣も裏側にスズメバチが潜んでいることもあるので、その場所をめがけてスプレーしておくと安心です。
念のため巣穴には脱脂綿を詰め、中にハチがいても出てこないようにしておきます。
その後、木の枝にできた巣の場合は枝切りバサミ、軒下の場合はノコギリで巣を落とします。
巣を落とすときはビニール袋を下に敷き、すぐ袋を閉じれるように準備しておく必要があります。
巣を落としたら、すぐにビニール袋の口を閉じましょう。

スズメバチに刺されない

スズメバチに刺されない

巣に近づくと、スズメバチはそれそれだけで警戒し、攻撃してくる可能性があります。
巣を駆除する前に、スズメバチに刺されないようにするための防御法を学んでおきましょう。

◇スズメバチが攻撃するステップ

スズメバチの攻撃性が高まるのは、7月後半から9月です。
巣にはこの時期も幼虫やサナギが生息しています。
それを守るためにも成虫が攻撃性を高めて、外の敵に敏感になります。
ここでは、スズメバチの攻撃のステップをお伝えします。
スズメバチがどんな風に敵を攻撃するのかを知っておくと、ハチに刺されないように予防できます。

警戒
スズメバチの巣の入り口には、見張り番のハチがいます。
警戒しながら外を見て、異常があると巣の外を飛び回ります。
異常がなければ巣に戻ります。

威嚇
敵や侵入者を見つけると、そのまわりを高い羽音をたてて飛び回り威嚇します。
アゴを激しく噛み合わせて、カチカチと音を立てることもあります。
このカチカチ威嚇は、スズメバチだけが行います。
人が近づいたり、巣のある木や柱などが揺れても警戒するので、注意してください。
このときに間違ってもパニックになって手で払ったり、慌てて身体を大きく動かすことはしないようにしないとさらに狙われてしまいます。
目を閉じて顔を下向きにしてじっとしていると、スズメバチは巣へ戻る可能性があります。

攻撃
威嚇を無視したり、威嚇してもいなくならない相手には最終手段として攻撃してきます。
まず、ハチが興奮すると攻撃フェロモンが周りに撒き散らされます。
ちなみにこのフェロモンには、アルコールやエステルなど香りの強い成分が混ざっています。
このフェロモンが攻撃の合図が警報になり、仲間を呼び寄せて一斉に攻撃モードに入ります。
そして毒針のミサイル攻撃で敵を倒そうとします。
敵に攻撃された場合など、興奮していると何度も毒針を突き刺してきます。

スズメバチは蜂の中で一番狂暴!?駆除できるの?まとめ

スズメバチは蜂の中で一番狂暴!?駆除できるの?まとめ

ここまで、スズメバチとアシナガバチの見分け方や、駆除するときの服装や作業方法について詳しく説明してきました。
実際に作業するときは刺されてはいけないので十分な注意と作業手順をしっかりと守らないと、大変なことになるという事がわかったのではないでしょうか。

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