害虫駆除でもダニ駆除は苦労する!?

普段生活をしていると布団屋ソファーン度にはダニが生息しています。
はっきりと目で確認できるというわけではありませんが、対策をしていなければ間違いなくダニが繁殖してしまいます。
そこで、ダニ予防とダニが発生した時のダニ駆除は必要不可欠なもので、やらなければ居どんどん増殖してしまいます。
その為にプロが教えてくれるダニ予防やダニ駆除方法について見てみましょう。

ダニの種類と特徴

ダニの種類と特徴

ダニは、昆虫ではなくクモやサソリの仲間です。
頭・胸・腹が一体で胴体部となっていて、胴体部の前方に口器である顎体部が付属しています。
屋内に生息する種類は屋内塵性ダニ類と呼ばれていて、このうちアレルギーの原因となるのはヒョウヒダニとなります。
屋内塵性ダニ類とよばれるのは、ヒョウヒダニ(チリダニ)類・コナダニ類・ツメダニ類です。
その中で、ヒョウヒダニ類のコナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニで、全体の7~9割を占めます。

◇ヒョウヒダニ

季節に関係なくほぼ1年中見られるダニです。
ダニはじゅうたんや家具等にたくさん発生します。
ダニは大発生した際、このダニの体や死骸、糞(フン)がアレルギー性疾患の原因になります。
ヒョウヒダニが人を刺すことはありません。
温度20~30℃、湿度60~80%の高温多湿を好います。

◇コナダニ

コナダニは梅雨時秋口に増殖するダニです。
高温多湿を好み、繁殖力が極めて旺盛となっています。
人を刺しませんが、大発生するとコナダニを捕食するツメダニが増殖し、そのツメダニによって刺咬被害が出ます。
低温に強いコナダニの繁殖を抑えるには湿度を下げることが有効な手段です。

◇ツメダニ

梅雨時に、秋口に増殖するダニがツメダニです。
8~9月は特に被害が増加すう季節です。
他のダニやチャタテムシ等を捕食します。
これら餌になる虫が増えてくると、ツメダニも多く発生します。
吸血しないが、稀に間違って人を刺し体液を吸うため、刺咬症の原因になる可能性もあります。

◇イエダニ

ネズミや鳥に寄生する吸血性のダニがイエダニです。
宿主のネズミが死んだ場合や、ネズミの巣内で大発生した場合に、移動して人も吸血します。
割れ目や暗い場所に潜んでいます。
通常は夜間に吸血します。
5月頃から発生し、6~9月が発生の最盛期です。
人への被害もこの時期に集中します。

マダニの被害にあった場合

マダニの被害にあった場合

マダニは肉眼でも確認できるほどの大型のダニです。
成虫の大きさは3~10mmぐらいまで種類によりいろいろで、これが大きな特徴です。
マダニは3~4月頃から増加しはじめて、10~11月頃が本格的な活動期となります。
中には、冬季に活動する種類もいます。
最近では、山・公園・河川敷・草地・庭など身近な場所での存在も問題視されています。

◇マダニの付着予防法

散歩中や公園で遊ぶときは、長袖を着用して皮膚の露出を抑えたり、明るい服を着てマダニが付着していることを分かりやすくしたり、工夫することで予防できます。
また、マダニが嫌がるディートを有効成分とした虫よけ剤があるので、それを上手に活用しましょう。
外出先から戻ったら、玄関に入る前にまずマダニが付着していないかを確認してください。
洋服をたたいて払い落したり、ガムテープ等でとったりすることも効果的です。

◇マダニに刺された場合

マダニに刺された、もしくは刺されたかもしれない場合は、皮膚科等の医療機関を受診してください。
その際、刺された場所や日時、状況を医師に正確に伝えることが大事です。
マダニに刺咬されてしまうと、皮膚が発赤し腫れて炎症を起こすこともありますが、カに刺されたようにかゆみを伴うこともなく、吸血されていることに気付かないケースも多々あります。
吸血しているマダニを見つけた場合、無理にとるとダニの口が残ることがあるので、無理に取らないでください。
つまんでからはがそうとすると、マダニの体内の病原体を逆流させてしまう可能性もあります。
吸血中のマダニを殺すとマダニの口が皮膚の中に残る可能性が高いので、殺さずに医療機関で適切な処置を行ってもらいましょう。

◇マダニが媒介する感染症

マダニに刺されると、怖い日本紅斑熱やライム病などの感染症や、問題となっている重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症する可能性があります。
日本全国でこのSFTSウィルスを保有しているマダニが確認されていて、国内で広く分布していると考えられます。
もし、SFTSウィルスを持ったマダニに刺された場合、潜伏期間は6日~2週間程度となります。
発症した場合の主な症状は、38度以上の発熱、嘔吐、下痢、食欲低下などがあります。
致死率は6~30%と報告されていますが、治療法として有効な薬剤やワクチンは現状ありません。

ダニ駆除と予防について

ダニ駆除と予防について

ダニと言っても予防できますし苦情もできます。
ダニの予防と苦情について詳しく見てみましょう。

◇ダニ駆除

ダニ駆除ではまずは大掃除が重要です。
畳、カーペットは直射日光で5時間以上干してから、ゴミ・ほこりを掃い日が陰る前に取りこみます。
布団にもダニは生息しているので、洗濯や日干しをしましょう。
干した後の畳やカーペットにダニコロパースプレーやフマキラーND-03で薬剤処理を行いましょう。
畳の中にはダニアースを注入しましょう。

押入などには忌避性のダニバリアダニよけシートを敷いて、押入れ専用換気扇OF-105を設置すると更に効果を発揮します。
ダニの数が多かった場合は更にスミスリン粉剤やフマキラーND-03で処理すると効果的です。
屋内塵性ダニ駆除のポイントとしては、屋内塵性ダニが全くいない家と言うのは数少ないでしょう。
少しぐらいいたからといって問題にはなりません。
逆に家の中からダニを全滅させニ度と発生させない様にしてしまうと、人も住めない環境になってしまいます。
ようするに、増殖を抑えれば良いわけで駆除を優先するのではなく予防をきちんとする事が大切です。

◇ダニ予防

高温多湿温度20~30度・湿度60%以上の高温多湿には室内の換気を良くすることです。
または部屋を閉めきり除湿機で湿度を下げれば適温になります。
ダニの一番の弱点は乾燥に弱いことで、湿度が60%以下になるとほとんどのダニが死んでしまいます。
餌が豊富であれば増殖するので多くのダニは食品カス、室内塵に混じったフケやアカなど有機物を好んで食べます。
増殖させないためには、毎日のこまめな掃除が大切です。
棲家があるのは、畳、じゅうたん、寝具、布製品、衣類などを好んでいて絶好の環境課にあります。
衣類や布製品はこまめに洗濯し、天日に干し可能なものはアイロンがけしてください。
できれば畳も天日干しを行い、良く乾燥させてほこりやゴミを掃除しましょう。
布団類のダニ予防・駆除にはよく晴れた日に5時間以上天日干し(何回も裏返す)するか布団乾燥機をかけると効果的です。
ダニ検査用マイティーチェッカーというものを使って室内にダニがどの程度生息しているかを検査することも可能です。

◇家ダニの予防と駆除

イエダニはもともとネズミの寄生虫なのでネズミが住みつかないように予防する事でダニの発生を防いでくれます。
すでにネズミに住みつかれているのであればネズミの駆除と巣の除去を行い、巣跡にスミスリン粉剤ESを散布します。
ネズミの駆除と巣の撤去、家中の殺虫を同時に行わなければいけません。
イエダニは吸血時以外、ネズミから離れ巣の中に生息しており、ネズミが死んだり他へ移ると巣から這い出してきて人を吸血してしまいます。
ダニ駆除法としてまずエヤローチAなどをネズミの巣の回りや通り道に残留噴霧塗布(スプレー)しておきます。
その後薬剤処理した巣は除去し廃棄しなければいけません。
次に室内にイエダニが出現している場合は、ダニコローパーゾル、ダニアースやフマキラーND-03で畳やカーペットなどを薬剤処理してくれます。
巣の場所が分からないときは天井裏や床下、畳裏などにスミスリン粉剤ESやフマキラーND-03などを散布すれば効果的です。

ダニの害

ダニの害

アレルギーの原因となるダニです。
アレルギー疾患の原因の80%以上がダニによるものです。

◇ツメダニは人を刺す

ツメダニは、ヒョウヒダニやコナダニなどを捕まえて体液を吸って生きています。
普通、室内では比較的数が少ない種類なのですが、築後2~3年を経過した家屋や新しい畳などで、ヒョウヒダニ、コナダニ、チャタテムシなどが大発生した際、それを捕食するツメダニも大発生するときがあります。
吸血はしませんが、夜間就寝中に這い出てきて人を刺してしまい、傷口から唾液を入れて、さらに人の体液を吸い取ります。
刺されると、その瞬間は痒みも腫れもないですが、1~2日経つと赤く腫れてきてかゆみが発生して1週間ほど痒みが続くことがあります。
(刺されやすい場所は、大腿部、上腕部の内側、腹腰部などに集中し、ふとんや畳に接した側が被害を受けやすいです。

◇イエダニはネズミに寄生し、感染症を媒介する

イエダニは、ネズミに寄生して吸血しているダニです。
寄生しているネズミが死ぬと、新たな寄生先を求めて最終的に人を吸血することがあり、これが原因で皮膚炎を発症してしまいます。
腹部や太ももから吸血される事がよくあり、6~9月に多く見られます。
ネズミがいれば、イエダニがいる可能性があるということです。
まずは、ネズミを駆除しましょう。
その後、感染症を媒介する恐れのあるイエダニの駆除を部屋全体と部分で実施し、最後は必ず掃除機をかけて死骸や糞(フン)などを取り除いてください。

害虫駆除でもダニ駆除は苦労する!?まとめ

害虫駆除でもダニ駆除は苦労する!?まとめ

日ごろ生活をしているときにダニによる被害を受けることが良くあります。
そんなダニ駆除やダニが発生しないようにするための対策を詳しく紹介してきました。
プロがおすすめするやり方なので間違いはないやり方ではないでしょうか。
ぜひ一度試してみてください。

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